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−すべてそうさくしたおはなしです−

No.1 創刊号(1〜10話 11〜20話 21〜30話 31〜60話  61〜66話) 
No.2 夏号 休み特集号(No.2)
No.3 秋号(1〜10話 11〜20話 21〜24話
No.4 歳末特集号(1〜10話
No.5 冬号(1〜10話
No.6 夏号(1〜15話

No.7 続1(1〜12話
No.8 続2(1〜7話

No.9 続3(1〜8話




(ちゃぺる9-8) 五名定員   11月14日(月)


笠置へ遊びに行こうと相談がまとまった。
集合場所は、大阪の本町である。
林田君の家の車を使うことになった。

四人で行く予定が、六人になった。
男女三組の男同士、女同士の結束が固かったからである。

林田商店のライトバンは、五人乗りだ。
仕方が無いので、神野君と私は、林田商店のバイクを借りた。
五十五CCの二人乗りだ。

天王寺に出て、二五号線から二四号線、木津川沿いを走った。
林田君は、自分の彼女を含めた三人の女の子と楽しそうにハンドルを握っている。
私たちは、寒風の中、凍えた。

川辺で、ポークビーンズの缶詰を焚き火で温めた。
スタインベックの『二十日鼠と人間』の中にそんなシーンがあったのを、
神野君がどうしても実演したいと言ったからだ。

「神野君、スイートポテト食べる?
わたし、作ってきたの」
神野君の彼女が言った。

「ボクは、ポークビーンズが食べたいんや。
ポテトは、いりません」

その一言が原因で、
その後のグループ交際は、五名定員となった。



(ちゃぺる 9-7 ) 解  読    9月8日(木)


間の抜けた水平対向空冷エンジンの音が車内にこもる。
牧師の運転するパブリカの助手席に乗せてもらって、
第三木曜日の夜、パーマ屋さんへ行く。

パーマ屋さんの女主人は、『異言』を語る。

パーマ屋さんの二階で、十人ほどの集会が始まる。
讃美歌に聖書の輪読、牧師の感話にお祈り。
お茶とお菓子が出てお開き。

「あのう、先生は、霊というものをどのようにお考えですか。
先生のお話は分り易いのですが、生命が感じられませんね」

女主人は、いつも決まって集会の終わりにそう言う。
と同時にそれが合図のように、狐憑きの状態になる。
判読不明な言葉が次から次へと繰り出される。

つい最近のことである。

妻が、明け方に、意味不明な寝言を大声で言う。
よくよく聞いてみると、

「ホスニガンサガゲデモスカタナイッサネ」
「キャーロニチャウャーキャスヘソアルミャーヨ」

星に願いを掛けても仕方が無い。
蛙に茶を沸かす臍が無いのは当たり前。

解読に時間が掛かり、寝不足になってしまった。





(ちゃぺる 9-6 ) ギャルソン!  7月24日(日)


戦前は、鉄道会社。戦後は、大手銀行の重役であった夫に連れ添って、
傍目には何の不自由も無い奥様であった。

所謂、ハイ・チャーチの教会員であった。
味のあるオルガンを弾く奏楽者であった。

田舎牧師には最も苦手とする信徒のはずであったが、
母親ほどの年齢差があるにも拘らず初対面から打ち解けた。

神学校創設者の孫であった。
友人の叔母でもあった。
しかし、そんなことはどうでも良かった。

教会音楽小委員会に出向いた折、昼食を誘われた。
ホテルのサービスランチである。
小さな缶ビールが添えてあった。

「キシモト先生、これ、このまま飲めと言うのかしら?」

「そんなもんじゃないですかね」と、私が答えるやいなや、
「ギャルソン!」と指が鳴った。

豪華なグラスが二個、恭しく運ばれて来た。
このホテルの株主でもあるらしい。

誰が聞いても決して幸福とは思えない、辛く重い話が、
そんなにも少量のアルコールが語らせた。

今日、天に召されたと、風の便りがあった。



(ちゃぺる 9-5 ) 境 界 線 上    7月5日(火)


それは、他人の家の物と言えばそうであるし、
道端の物と言えばそうであるような、境界線上にあった。

ほんの一握りのパセリを母が抜き取ろうとした。

父の入院生活は長引いていた。
母の勤め先からの帰り道を一緒に歩いた。
誰かに咎められはしないかと、胸が苦しくなった。

農奴の親子をロシアの地主が鞭打ち懲らしめる惨めな場面を即座に連想した。
そんな連想が、五歳のこどものどこから湧いて来たのか今でも分からない。

母は夕食に、見たこともない美しい料理を作った。
裸電球と小さな卓袱台には、見事に釣り合わない一品だった。

湯につけたセロファンの包みを開くと、彩の良い卵とじが現れた。
母がパセリのみじん切りをその上にふりかけた。

「平賀源内の孫娘というおばあさんの家に預けられてなあ。
女中奉公をしたこともあったわね。厳しい人やったけんね」

母は、実の父親に会いたい一心で他人の家を渡り歩いた。
その父親には一度だけ会ったと言う。

グループホームが女学校の寄宿舎のようだと言う。
任された台所で、セロファンに卵液を注いでいた。
寮母さんにパセリを刻めと五月蠅く繰り返していた。



(ちゃぺる 0153 )  マケドニアの人々  6月1(水)


「キシモト君、淵上さんに断りの電話を入れてな。
淵上さんは、ベタニア寮の先輩なんや」

坂下牧師から電話があった。

淵上牧師は教区でたまに顔を合わす程度の付き合いである。
尊大な態度の人だが、面識の薄いのが幸いして、
はるか年下の私を『キシモト先生』と、彼は呼ぶ。

坂下牧師は、分区の古参だが、二歳年上の淵上牧師には、
下僕のような物腰である。

淵上、坂下は、牧師人事組織の役員である。

「キシモト君を淵上さんが欲しがって、先方の教会と話をつけてしもうた。
ボクから君にそう伝えておけ言うねんけど、
君の意向も確かめないと、と思うたけど、先輩やから・・・」

淵上牧師に抗議の電話をした。
改まったものの言いようをしたので恐縮されてしまった。

「マケドニアの人々が働き人を待ち望んだアレ、アレですわ。
キシモト先生、どうも失礼しました。坂下君を叱っときます」

後日、坂下牧師と分区の牧師会で顔を合わせた。

「君、淵上さんに対等にもの言うたそうやてな。
ボクらには出来ないわ。はっきり、もの言うやなんて」

教区総会で淵上牧師を遠めに見た。
同じ正議員席に座る者として軽く会釈をした。



(ちゃぺる 0152 ) ピンポン玉   5月22(日)


「キシモト君、来月の婦人部うちでやりとうないのや。
君んとこの教会で頼むわな。君みたいに器用にやれんのや」

宮本牧師は、分区の女性部が大の苦手。

女性部の集会は、会場になる教会の牧師の説教に始まり、
講演、昼食、親睦会と続く。当該教会の牧師は丸一日、
分区の女性会員のお相手をしなければならない。

「あなた、分区の女性部のお相手どうしてなさらないの。
皺寄せはみんなわたしのところに来るんですよ」

宮本夫人は、ワゴン車に年寄り組を詰め込んで六十キロの山道を越えて来た。
車中で散々、夫の愚痴をこぼしたようだ。

―古代ローマ世界におけるキリスト教伝播の社会学的考察―
読みかじりの本を下敷きに、女性の社会的役割の変化の
具体例と教会への貢献を説教に散りばめた。

昼食後のリクレーションの時間となった。
宮本夫人が、紅白の襷を用意していた。

「みなさーん、ふたつのチームに分かれてくださーい。
リレーゲームを始めまーす」

宮本牧師のアイデアらしい。
ピンポン玉をスプーンで運ぶお座敷運動会の始まりだ。

妻が、昼食の山菜おこわをタッパに詰め、夫人に持たせた。



(ちゃぺる 0151 )  ダブルタイヤ   5月4日(水)


美代子ちゃんの一年祭を猪谷の英彦さんの離れで執り行った。
美代子ちゃんは、交通事故で十二年の生涯を閉じた。

前任の大河内牧師夫妻が北海道から招かれていた。
英彦さんは、大河内牧師の子飼いの信徒である。

大河内夫妻は、三年と同じ教会にいたことがない。
夫人は、大河内さんの先輩牧師の元妻であった。
教会員の刺すような眼差しを、夫人は、気位の盾で防御した。

美代子ちゃんは、私の妻に良くなついていた。
妻のスローな所作や物の言い様を美代子ちゃんが真似をした。

「先生の司式の中で奥さんのお祈りも必ず入れてください」
口の重い英彦さんが言った。

襖を外し、八畳の間二部屋が会食の場となった。
美代子ちゃんの思い出話に英彦さんが涙した。
同級生のこどもたちが、コーラスを披露した。

大河内夫人は、夫の出番が無いのが余程、気に食わないらしく、
摘み出されても致し方の無いような不貞腐れ。

夫人の前に座った農協の野球帽を阿弥陀に被った近所の男が、
タバコの煙を夫人に吹きかけながら、話しかけた。

「二トントラックのダブルタイヤ、あれあかんな。
具合悪いわ。どうしても、床を平らにせにゃならんから、
タイヤの径がこまい。ほやから、早うにちびるんやさけえのう」





(ちゃぺる 0150 )  混  濁   4月19日(火)


それは、それは、厳かな葬儀であった。

小さな棺にピンクの布を覆う。
可愛いネコの顔が描かれている。

布の四方を、妻と私、二人の娘が持ち行進する。
妻は口をへの字に曲げて歯を食いしばっている。
娘たちは、溢れる涙を拭おうともしない。

霊柩車に棺を納めた。
式文をアレンジして読んだ。

「キシモト・タマ、
いや、タミーちゃんと呼ばせてください」

先輩の小宮牧師が、年配の女性を送る時、
「おばあちゃんと呼ばせてください」と言っていたのを思い出し、
その口調を盗んだ。

「小さな命がいつまでも神様と共にありますように!
アーメン!」

妻も、娘たちも、私に続いてアーメンを何度も唱和した。
そんなにも素直に、三人が揃って私に続くとは!

夢だった。

花粉症による体調不良は、意識を混濁させる。
昼食の後の夏日、桜の花が遠めに見える。





(ちゃぺる 0149 ) 皆 と 一 緒     4月5日(月)


陽のひかりは、暖かく柔らかいのに、風が冷たい。
母は、そんな日も外仕事に出ている。

高学年だけが近くの沼地へ遠足に出かける。
母の作った弁当を広げた。

俵の握飯に、薄く焼いた卵を巻いたもの。
海苔を巻いたもの。
極めつけはハムを巻いて細い海苔を帯にしたもの。

皆と一緒のものが良かったのに。
平素の生活との余りの落差が辛かった。

三日続いた曇り空が、晴れの日となった。
妻とあり合せのおかずで昼食をとる。

「あなた、ハムを海苔のようにご飯に巻いて食べると美味しいわよ」と妻が言う。

「それは、あまりしたくないな」と私。

「あなたは、何でもわたしが勧めるものにケチをつけるのね。
わたしだから勤まるのよ。ほんと、変人なんだから」

春の陽が差し込んで、キッチンが暖かい。
ガラス戸の向こうには、肌寒い風が吹いていることだろう。

だから、ご飯にハムを巻いたものは食べたくないのだ。
三十年一緒に暮らしても、そんなことも分かってもらえない。

皆と一緒のものが良いと言っているのに。



(ちゃぺる 0148 )  イ カ ス ミ    3月19(土)


南風の中に、時折冬の忘れ物のような冷たい空気が混じる。
海遊館など無かった時代の天保山を二人で歩いた。
ミナミの女の子らしい派手な服装にたじろいだ。

「キシモト君、あのコとデートしてあげて。
昔付き合ってた人によう似てるんねんて。キシモト君に」

休講の掲示板に小躍りして、近くの大衆食堂へ繰り出した。
ボクたちは、わざと学生の行くような所を外した。
大阪から来た短大生がその中にひとり。

誰かの彼女だろうと気にも留めなかったが、
見かけとは随分違って仕草が小説に出てくるような昔の女。

彼女は、小さな椀にご飯を盛り、
縮緬雑魚に大根おろしを掛けた小皿をガラスケースから取り出した。

「イカスミ。あんた、今日、えらい大人しいやんか」
彼女は、正木たゐ子の友人だった。

翌朝、掲示板の前で正木に会った。
「イカスミの彼氏、高校の時にな、バイクで死んでん。
キシモト君によう似てるねん」

冬の終わり、二月の末に結婚した。
披露宴の台所は、戦場だった。

派手なドレスのまま、
イカスミは、手際よく素手でサラダを作ってくれた。



(ちゃぺる 0147) 心 算 り     3月7(月)


「ワシはな、牧師のヨメはん、何人、泣かして来たや知れん」
「ゼニの取れる説教せにゃいかんでな、センセ」

会堂建築費の見込み違いを役員会が穴埋めすることになった。
一人頭で割った額の献金を余儀なくされた。

「それ、ワシが全額負担しますワ」

役員会にお茶を運んできた妻が即座に言った。

「志村さん、それはいけません。
皆さんも、志村さん一人に負担させてはいけません」

志村長老が妻を睨んだ。

「何でや、奥さん。
あんたはな、黙ってお茶出しとったらええんじゃ。
キシモト先生の奥さんやから言うて図に乗ったらあかんで」

「志村さん、お言葉ですけど、足らない分は今回お出しなって、
次回余ったら全部自分が頂かれるお心算りでしょう」

志村さんの奥さんが余命三ヶ月で天に召された。

泣き崩れる志村さんに妻が寄り添った。
もっと優しくしてあげられなかったのかとの妻の一言に、
志村さんが泣いた。

「牧師のヨメはんに、ワシ、初めて泣かされたワ」



(ちゃぺる 0146 ) 茶 碗 蒸 し        2月14(月)


「徳子、茶碗蒸し、熱いか(呵)」

坂本先生は、奥様を見送られた日、会食の席で丁寧な挨拶をされた直後、
長女に茶碗蒸しの具合を尋ねられた。

愛子奥様は、92歳で天に召された。

坂本家に養子で入った先生は、温厚で気配りが細やか。
95歳の現役産婦人科医である

先生は、出入りの工務店に仏間をサンチャゴ聖堂さながらに改装させ、
歯科医の次男には『位牌』を作らせた。

『位牌』は、横長で、十二使徒のレリーフ仕立てであった。
先生は、太いマジックで一気に妻の名前を刻んだ。

「マーガレット・アイコ・サカモト」

誰も、何も言えなかった。

先生は、茶碗蒸しに舌を焼く客たちを満足気に眺め、
長女に酒肴の不足がないように厳命した。

「キシモト先生、私はね、牧師さんがね、年が若いからと言ってね、
説教を聞かんちゅうのね、いけないと思うんですね」

坂本先生は、そんなことを言いながら、
割り箸の袋に書いた句を私に見せてくれた。

妻逝きて 残雪淋し 裏愛宕



(ちゃぺる 0145 )  お か ず    2月9(火)


「心斎橋の雑踏の中で喋ってるみたいやったで。
だれも聞いとらへんのや。そんな礼拝やったわ」

釣田牧師は、中高生相手の説教が大得意。
思春期の下半身を擽るような『おかず』を散りばめながら
人の心の奥底を見事に解き明かす。

釣田牧師は、ぼやいた。

「分からんのかな。ボクの話。もう古いのかな。
そうや、来週、君に来てくれ言うとったで」

「釣田さん、先生がボクを指名したんちゃいますか」

礼拝堂に入った瞬間、そこは、梅田の地下街さながらだった。
これでは、さすがの釣田牧師もなす術がない。

ぼそぼそと、辛気臭い説教を始めた。
行をしているような気分だ。

騒がしさに比例してマイクから遠ざかり、声を絞った。
係りの教員が、マイクのゲインを上げ、必死になって、
マイクに近づけとサインを送る。

「キシモト君、君なら上手いことやったやろ」

「いや、釣田さん。『おかず』持って行くの忘れましたわ」

釣田先輩に出来ないことを私が出来るということだけは、
絶対に、避けたかった。



(ちゃぺる 0144 ) ゾーリンゲン  1月8日(土)


三箇日を風邪で臥せってしまった。
何とも情けない。

四日目の朝、鏡を覗き込んで我が目を疑う。

ゴミ屋敷になっていた母の家を年末に片付けた。
誰かが置いていった刃物だと母が気味悪がった剃刀があった。
しかし、それは、紛れも無く、父が愛用したゾーリンゲンだった。

「甘粕さんですね。ワシ言うたった。黙って頷きよってな」

父が祖父に反抗して大陸へ渡り、理髪師をしていた頃、
甘粕大尉が、腕の良い父の所へ忍んで通ったらしい。

中二の頃、父が、そのおどろおどろしたゾーリンゲンで顔を当れと言った。
何故か、映画で見たパットン将軍やらナチスの将校やらが、最前線でそれを
使うシーンが思い浮かんだ。

「怖がったらあかん。楽にするんや」

真横で、父は、目を閉じて自分の髭を剃って見せた。

三日間剃っていない髭に、ゾーリンゲンを押し当てた。
恐怖で腰が引けた。ジレットに持ち替えようかと迷った。

目を閉じ、背を伸ばし、無心になって、無事、剃り終えた。



(ちゃぺる 0143 ) 薀 蓄 の 範 囲    1月1日(土)


三人で岩清水八幡宮へ出かけた。
お参りではなく、出かけたのである。

五月蠅いことを言う友人がひとりいたからである。

物知りのひとりが、『岩清水』と『鰯』を掛けて、
貴人が雑魚を食する言い訳としたとの薀蓄を傾けた。

『至聖所』が気になった。
見物だけでは物足りなく、矢を貰おうと。

矢を貰ったのは、『物知り』君と私の二人だった。
『五月蠅いことを言う』君は、偶像礼拝だと言って拒否した。

『物知り』君は、その後、一度結婚し、最近、再婚した。
結婚に対する知識だけを著しく欠いていたからである。

『五月蠅いことを言う』君は、
絶対唯一神への信仰エネルギーを事業に展開し、成功を収めた。

しかし、彼には、オフィシャルとプライベートの生活がある。
妻と恋人への愛をそのように表現し、公言している。

偶像礼拝禁止の教えは、今も厳守しているらしい。

『物知り』君が、その教えの同じ並びに、
『なんじ、姦淫するなかれ』もあるのではと、昔のよしみで忠告した。

しかし、それは、薀蓄の範囲に留まった。




−すべてそうさくしたおはなしです−No.7 続1(1〜12話


No.1 創刊号(1〜10話 11〜20話 21〜30話 31〜60話  61〜66話) 
No.2 夏号 休み特集号(No.2)
No.3 秋号(1〜10話 11〜20話 21〜24話
No.4 歳末特集号(1〜10話
No.5 冬号(1〜10話
No.6 夏号(1〜15話

No.7 続1(1〜12話
No.8 続2(1〜7話

No.9 続3(1〜8話


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