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ボクらの滑(ぬめ)り跡
 

創刊号 61〜66話
   編集後の対談付

                   

−すべてそうさくしたおはなしです−

No.1 創刊号(1〜10話 11〜20話 21〜30話 31〜60話  61〜66話) 
No.2 夏号 休み特集号(No.2)
No.3 秋号(1〜10話 11〜20話 21〜24話
No.4 歳末特集号(1〜10話
No.5 冬号(1〜10話
No.6 夏号(1〜15話

No.7 続1(1〜12話
No.8 続2(1〜7話

No.9 続3(1〜8話

(ちゃぺる 1−61)  病院待合室    7月14日(月)


元気な者でも体に障る暑さ寒さがあります。
まして、弱っている人にとって、それは、どれほど辛い事でしょう。
気になる病人がいらっしゃいました。

臨終の場に居合わせて差し上げたい。

シリアスな気持ちで病院へ向かいます。
しかし、病室へ辿り着くには、関所通らねばなりません。

待合室です。

暴れん坊将軍、水戸黄門、桃太郎侍。

「徳田ちゅうのは、徳川のことやがな」
「八兵衛は、ほんま食いしん坊やな。あんな食べたら腹壊すで」
「桃から生まれたモモタロウ、もうすぐ、言いよるで」

ガウンに身を包んだ老人たちが、
熱心にテレビを観賞しています。

「ご苦労さんどすなぁ。お見舞いどすか。
よう来てくれはったな」
こちらが挨拶するよりも先に声が掛かります。

徳田新之助が刀背打ちで、さんざん悪漢を懲らしめる場面でのバックのオーケストラは、
これでもか、これでもかのフォルテシッモ。

いのちに向き合う心構えを知らされます。





(歌謡学院 1−61) コケティッシュ  7月14日(月)


電気消したら暑いのマシになるちゅうて、
夏の夜は早うから蚊帳吊って暗い中、白黒のテレビみとったな。

『ハワイアンアイ』、夏の時期にぴったりや。
家暗いから映画館におるみたいな感じやった。
目ぇにワルいけどな。

『SHELL BAR』、えらい垢抜けしたキャバレーや。
そこにな、毎回出てきよる専属の歌手、クリケット・ブラウン。
フルネームで覚えてるわ。

クリケットは、小柄で可愛いねん。
プラチナ・ブロンド、モノホンのパツキンや。
北欧系や。目ぇかて、白黒で見てもブルーやで。

キャスティングのスペルの英語、ちょびっとづつメモしてな、
近所の京大生に教えてもろうた。
コニー・スティーブンス、それが、芸名やった。

♪ワンダフル・ワンダフル・コッペンハーゲン♪ 
クリケット役離れたヒット曲やったな。
シリーズ終って、かなり後で、OBCラジオのアナウンサー・コーナーで聴いたわ。

ほんでな、もうその時、コケティッシュちゅう英単語、知っとった。
カワイイ大人のオンナ、少のうなって来たわ、サイキン。

何やて、あんたのヨメ、いくつになってもカワイイって? 
ア・リ・ガ・トー              





(ちゃぺる 1−62)  EMIKO   7月15日(火)


始発から終点まで、三年間、同じバスに乗り合わせたひとりの女学生がいました。
カトリック系の上品な制服が良く似合っていました。

バスを降り、京阪電車に乗り換えて、また同じ駅に降ります。
その後、彼女は、定められた通学路『上の道』へ、
私は、田畑に沿った通学路『下の道』へと別れます。

女学生の集団を毎朝、上目遣いに見ていました。

彼女とは、帰りのバスもよく一緒になりました。お互いに軽く会釈を交わしました。
円卓の騎士が貴婦人に抱くような ― adore ― 崇敬の念で胸が一杯になりました。

私を不憫に思った友人たちが、彼女に勝手な名前を付けてしまいました。
朝の礼拝の時、讃美歌四五二番の三番の歌詞、『笑みつつ たえず すすまん』の『笑み』の部分を、
殊更に大きな声で私の耳元に向けて歌い、冷やかしました。

EMIKO

教会員で百に手が届くお年のご婦人が召されました。
大阪の某女学院に学ばれたことが自慢でした。
不良学生から、付け文をされたことも自慢でした。

EMIKO 

ほんとうのお名前を教えてください。







(歌謡学院 1−62)  頼むワァ    7月15日(火)


門田ちゅうボンボンの「お友だち」がおってな。
『頼むワァ』ちゅうのが、口癖なんや。

この『頼むワァ』の意味やけど、
口語英語で言うところの《Come on!》これが一番近いかな。

例えばや、「おい、門田、お前のカノジョ、さびしそぉーにしとったから、
代わりにデートしといたったわ」と、言うたとせんかい。
そしたらな、「頼むワァ」って返しよるねん。

ボンボンやから、えークルマ乗っとんねん。よぉー乗せてもろたわ。
エアコン、ちゃう、後付のクーラーや。クーラー付いとった。

名神をや、大阪から京都まで結構なスピードや。
京都南インター出たらな、クーラー効きすぎてな、ふたりともマユ毛なんか真っ白け。
門田いつもの調子で・・・

「頼 む ワ ァ」

ウラ六甲のドライブウエー。機嫌よう飛ばし過ぎてな。
カーブで膨んだ思うたら、「アッ」ちゅうて、ふたりとも谷底や。

今度は、ボクがな・・・・・

「頼 む ワ ァ」





(ちゃぺる 1−63)  カーボンマイク    7月16日(水)


五球スーパーラジオの製作や修理が出来るようになると、
今度は、電波を受信するだけではなく、送信はどうしたら良いのかという興味が
湧いてきました。

ラジオ製作の師匠は、近所のお坊さんでした。

送信機はどのようにして作るのかと尋ねたところ、受信機の逆を作れば良いと
配線図を見せてくれました。なるほど、その通り。

カーボンマイクのジャンクものを頂きました。

炭素の粉がぎっしり詰まったマイクです。何処かから剥ぎ取ってきたもの、
即ち、ジャンクです。

「アー アー アー ホンジツ ハ セイテン ナリ」、中波を利用した
ワイヤレス・マイクです。確かに、私の声が家のラジオから聞こえました。

その頃、模型のエンジン飛行機が人気でした。
ワイヤーで飛行機をコントロールします。無線で操縦するようになるのは、
もう少し後のことです。

下宿人が部屋でどうしているか心配になる時、
「人をワイヤーでコントロールしてはいけない」と、
あの時の掌にズッシリ重いカーボンマイクの感触を思い起こすことにしています。





(歌謡学院 1−63)  形状記憶    7月16日(水)


ホームセンターで、半そでのカッターシャツな、498円で売っとってん。

「形状記憶」、「高級仕上げ」。ラベルに、そう書いたぁーる。

ボクは、手ぇ長いんや。フェンシング部に目ぇ付けられたことある。
手ぇ長い人は、人より長い剣持ってるちゅうことやから、めちゃ有利なんやて。

そやけど、長袖の既製服、これがムリなんや。
長袖のワイシャツな、仕立てなアカンのや。高うつくねん。

そやけど、半そでのLLは、楽々なんや。消費税コミで、522円やった。
えろう安い買いもんや。一着買うた。

「あんた、それなかなかエエやん。たまにはマトモな買いもんできねんな。
それで、なんやて、一着だけ買うてきたって、アッホちゃうか。
ワタシまた、もう一着買いに行かなあかんやんか」

好きなこと言いサラっしょる。

「そやけど、それ形状記憶やから、
一旦、あんたが着たら、あんたの体型記憶して、
あんただけしか着られへんようになるんかな」

好きなように言うとれ。いつまでも、言うとれ。





(ちゃぺる 1−64)  ズ ル シ ャ モ     7月17日(木)


「ヨメにくださいと申しているのではありません。
ふたりは結婚するとご報告申し上げているんです」

ショートピースの吸殻を山ほど積み上げ、無産者の誇りを一気に『演説』しました。

遅く作った末娘を手放そうとしません。
結婚生活とは何であるかを逆に『説諭』されてしまいました。

明治生まれは老獪、ズルシャモです。

「キシモト君、タバコをやめる方法、教えてあげよう」
「キシモト君、結婚したら、妻の料理、褒めたらあかんで、
褒めたらな、同じ料理、毎日でるでな」

「キシモト君、気に入ったもんあっても、気に入った言うたらあかんで、
同じもの、幾つも買ってくるでな」

妻のする事は、娘もするから考え直せと。

「このシャツ着やすいネ」と言ったら、
ホームセンターで売っていた498円の形状記憶シャツ・・・色違いを含め五着、クローゼットに吊ってあります。

妻が、マメに世話をしているメダカを、「可愛いじゃないか」と言ったら、
隣町の中国物産店まで、特価の大きな「甕」・・・五つも買いに行くことになりました。





(歌謡学院 1−64)   ヤ ラ シ イ     7月17日(木)


原哲男ちゅうたら『カバ』や。元祖や。それに、なんちゅうても『上品』や。

ちょび髭の恍けた顔して、原哲男がカバのギャグやるとき、前足、
つまり、両手を胸のあたりに持ってきて、斜めにカクのわかる? 
もちろん、立ったままやで。

わからん人な、パチパチパンチのツネキチの息子、島木譲二の『クマ』
やりよるの見てみ。両手を床につけて、動物の形態そのままやりよる。

あの芸の差、どう見たらええのやろ。

だれが「カバ」やねん! だれが「クマ」やねん!
それで締めるんやけど、違うねんな。どっか、違うねん。

それはやな、村上ショージがよう言いよるように、「ヤラシイ」ということやないかな。
つまり、過剰ちゅうことや。

島木譲二のポジションは確かに、アレでええねんけど、
原哲男が「在りて在る」ちゅうことを、見る側のキョーヨーとして
持ってやなあかんちゅうことやないやろか。

なにーぃ、注文した本届いてないてか。
本屋のおっさん、ドツいて、マワして、ケリたおして、
キュキュキュー、イワしてまえ!

今日も一日、あんまりヤラシイない一日にしようと思うねん。
上品に一日過ごそ思うねん。





(ちゃぺる 1−65)  ふ た り い る    7月18日(金)


駅に、末の娘を迎えに行った。

ロータリーに車を止めて、ベンチに腰を掛けた。祇園祭の宵々山には
珍しく乾いた涼しい風が吹いていたからである。

潮の匂いがしてきた。こんな山間の駅に。
十六の春、キングストンの港に錨を下した日を思い出した。

風に打たれながら、「さらばジャマイカ」を小さな声で歌った。
リフレインに横からコーラスが付いた。
♪ Sad to say I'm on my way ―

三番まで付き合ってくれた。
♪ Rum is fine any time of year ―

白の綿パンにアロハを着た男が「下」を付けている。同じ服装だ。
『上条恒彦』がふたりいる。違うのは、彼がブラウンのローファーを、
私が仰々しいバックルの付いたモンクシューズを履いていることだけだ。

面識はない。

「お父さん、携帯をトイレに落として、使えなくしてしもうてん」
「お父さん、帰りにドラッグストアへ寄ってな」

『浜崎あゆみ』がふたり、同じ電車から降りてきた。

(昨日、祇園祭。このハナシは一五日(火)のことであるようなでないような・・・)





(歌謡学院 1−65)   く ら わ ん か    7月18日(金)


テレビつけたら、『ポルターガイスト』やっとってん。

途中で見たから、筋は、ようわからんねんけど、ドライブ・インの場面や。
「EAT」ちゅう真っ赤なネオンの看板が画面の左下に見えた。

なんや、コレ、『くらわんか』のことやんか。

国道一号線。大阪から京都に向こうて、枚方あたりに来るとな、
洞ヶ峠の手前や、右前方に『くらわんか』の看板見えてくるやろ。

大阪、京都を船で往来してたころ、枚方あたりで、三十石船の客に、
小さな舟が寄ってきて、「くらわんか!」ちゅうてモチや酒を威勢よう
売ったんやて。荒っぽいねんけど、フレンドリーちゅうことやな。

大阪へ車で遊びに行った帰りや。枚方あたりでお腹すいてきよった。
モノシリのボクが、ヨメに、くらわんか舟の『講義』してたからやろね。

「このあたりでな、天下ゴメンのくらわんか舟がな、寝てる客たたき起こし
てまでしてな、モチくらわんかい、酒くらわんかい、ちゅうたんやて。
ボクもお腹すいてきたな」

「くらわんかい! なんぼでも喰らわんかい!」

ヨメに、子供の食べ残したニギリメシ、口いっぱい、ねじ込まれた。





(ちゃぺる 1−66)  エヴァンジェリスト   7月19日(土)


徳田先輩は、有名なエヴァンジェリストの三男坊です。
先輩の父親は、理想の家庭を家族全員に求めました。

貞淑な妻、音大生の長女を頭に、神学生の長男、スポーツ万能の次男、
お茶目な三男すなわち徳田先輩、それに、お人形のような末娘。
そのような家族構成が大衆説教家の人気を支えていると先輩の父親は信じていました。

伝道集会の壇上には家族の特別席が設けられています。
集会を盛り上げるファミリー・バンドの出番があるためです。
徳田先輩は、それが、嫌で嫌でなりません。

ある日を境に、先輩は、他の兄弟姉妹のように父親の意に添った行動ができなくなりました。
お茶目な三男坊役を降りてしまいました。

先輩には、家庭内における孤立という罰が待っていました。

神学校で、私は、徳田先輩と寮の部屋が同じでした。
何人もの女性が入れ替わり立ち代り出入りしました。
トクダのフィアンセ、トクダの家内を名乗る女性が現われ、
鉢合わせすることが一度や二度ではありませんでした。

薄暗い礼拝堂の片隅で溜息混じりにショパンを奏でる徳田先輩は、
寂しい女性の入信を、無制限、無制約に受け入れました。





(歌謡学院 1−66)   行  水     7月19日(土)


浮世絵に、行水しとるオンナのヒト、出歯亀が、のぞいとるのあるやろ。

ボクらの町内でも、夏ちゅうたら行水や。昼の明るい時からする人もおったけど。
まっ、夕方や。そやけど、夏やから、そこそこ明るいやんか。

若いお姉さんも、ギョーズイしたはるちゅうことあったな。
ボクは、そんなんをな、デバガメみたいに、のぞきにいくエロガキやなかったけど、
なんかの拍子に、そんな現場、チョロっと見てしまうちゅうことあってん。

それをな、町内のハナタレ仲間にハナシ大きぃにしてな喋ってしまうたんや。
そしたらな、そんな時、おるやろ、無関心装うヤツ。
子供やのにエロいコト黙って楽しむヤツ。ムッツリなんとか。
ソイツが、ボクのハナシ関心持っとるのんアリアリやねん。

ソイツな、なんやかんや、遠まわしにな、ボクの『なんかの拍子』の状況を
聞きだそうとしよるねん。

近所のおばちゃんの行水の時間教えたろかと思うたけど、
このムッツリには、同級生の女の子の時間教えたった。

エライ目にあいよった。

「そやけど、おまえ、なんで同級生のコの時間、知ってたん?」

ああ、あー、それを言うな、スケサブロウ!


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― マドロス出版の小汚い休憩室にて ―
   第1刷の編集、印刷を終えて

キ シ モ ト やっと出版に漕ぎ着けたな。
       監修、ほんまに、ごくろうさん。

リューノスケ いやー、言うて貰う程のことでもないわ。  
        そやけど、よー書いたのう。
        毎日忙しいのによう時間見つけたな。ヒョーイチ。

キ シ モ ト   本名出すな、ちゅてるやろ!

リューノスケ  ごめん、ごめん。
          この匿名性がウリやからね。

キ シ モ ト   いやな、君が監修と本の体裁考えてくれたやろ。
         レイアウトが上手い事出来てると思うねん。
         あっ、そやそや、だれも褒めてくれへんから、
         ボクらだけで盛り上がろな。

リューノスケ  なんちゅても、最後にマタイを持ってきて、
         「汝らを休ません」、あれが良かったな。
         大阪弁の抑揚で、「休ません」を言うたら、
         「休ませない」やからね。

キ シ モ ト   ほんまや、毎日、お互いヨメに小突き回されて、
         仕事に振り回され、休めないモンね。

リューノスケ  ほんまや。(ぬるい缶ビールを呷る)

キ シ モ ト   そやけどな、この本の題、「ボクらの滑り跡」やけど、、、。

リューノスケ  よう出来てる。
         ほんま、君とは高校の掃除仲間(p41)やからね。
         ボクらの人生、君の言うように、ナメクジが這った跡の
         滑りや、テカリぐらい残さんとね。

キ シ モ ト   ところで、一つだけ、好きなもの挙げろ言われたら、
         何にする? ボクは22ページの「河内音頭」や。
         あれな、朗読すると面白いねん。唄えるしな。

リューノスケ  お得意やもんな。そんなん。
      ボクは抒情的ちゅうか、「ツバメ」(p43)なんか好きや。

キ シ モ ト   やっぱりな。感じ方がちがうねんな。

リューノスケ  そやけど、なんちゅうても難しいのは、「ちゃぺる」もの
         じゃなく、あることないことの「歌謡学院」のほうやろ。
          あれは、苦悩の跡が見えるもんな。ヒョーイチ。

キ シ モ ト   本名出すなちゅうとるやろ。そのビール取り上げるで。
         そうや、他人を笑わして、ちょっと何か残す。
         難しいわ。

リューノスケ そこが、ヒョーイチ、、、ごめん、ごめん。
         君の君たるとこやな。
         『おばはん、頼りにしてまっせ』

キ シ モ ト   そのまま返すわ。



―マドロス印刷の休憩室にて―
 (第2刷の編集、印刷を終えて)

リュー  第二刷ということやけど

キシモト そんな大そうもんやないけど、けっこう読んで
      くれる人いたわ。自分の分もなくなったんや 

リュー  ボクも人に貸したら返って来ないもんね

キシモト 「愚作」ちゅうアリガタイ評価もろうたで

リュー  それは「したり」やね。狙うてるとこやもんな

キシモト そうや、駄作言われたらつらいけど
       「愚作」の「愚」ちゅうのは、「賢」を意識しとるちゅうことやもんな

リュー  「カシコイ」を嘲笑うちゅうことか

キシモト 茶川一郎のギャグ、ほれほれ、目玉剥いて、、、
       「オロカ」の音がそのまま聞こえるわ

リュー  君のその《いつもの》飛躍がおもろいねん
      監修のしがいがあるわ

キシモト ありがとう

リュー  褒めてへんで




No.1 創刊号(1〜10話 11〜20話 21〜30話 31〜60話  61〜66話) 
No.2 夏号 休み特集号(No.2)
No.3 秋号(1〜10話 11〜20話 21〜24話
No.4 歳末特集号(1〜10話
No.5 冬号(1〜10話
No.6 夏号(1〜15話

No.7 続1(1〜12話
No.8 続2(1〜7話

No.9 続3(1〜8話




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